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顎関節症は奥が深いということがわかりました

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 現在は随分と良いので大丈夫なのですが、最近まで顎関節症のため口が大きく開けられませんでした。

 数か月前の出来事。朝起きて、歯を磨こうとしたら右側の顎が痛くて痛くて口がほんのちょっとしか開けられなかったのです。原因が思い当たらなかっただけに衝撃が走りました。

 思えばそもそも子供のころから口を大きく開けると右側の顎の所だけ「パキッ」と音がしていました。多分軽度の顎関節症かなあ、とは思っていましたが生活に支障はありませんでした。

 今回は口が少ししか開けられないので、その日の朝食は食べ物を小さくカットし、食べ物を口の中で左側に寄せてそっと噛むようにしました。毎朝食べているリンゴなど当然ご法度です。

こんな状態で最初に思ったのは、恥ずかしながら「りんごのみならず、大好きなピーナッツがこのままずっと食べられなかったらどうしよう?」ということでした。

 そこで居ても立ってもいられず、いつもお世話になっている歯医者さんへ駆け込みました。

レントゲンを撮ってもらい、顎の周りを触診。

先生には、「骨とかには異常はなさそうなので多分顎関節症の悪化だと思うよ。悪化の原因となることに何か思い当たることがないのであれば、ちゃんと調べてもらった方がいいと思うよ」とのことで結局大学病院を紹介していただきました。

 

大学病院に行く

 口腔内のことで大学病院に行くのは、人生初の出来事。

まず病院に行く前に念のため病院に連絡したところ担当の科の職員の方が「可能であればご自分のパソコンから問診表をダウンロードして記入してから来院の時に一緒に持ってきてくださいね」、と言われて用紙を印刷しました。

用紙を見るとまずその問診の数の多さに驚いてしまいました。それでなるべく家で記入してくる必要があったんですね。

問診表は該当するものに〇を付けるものでした。

例えば

 

起きているときに歯ぎしり・歯を食いしばっている

口や顎を使う楽器を演奏する

頬杖をつくことがよくある

片側だけで食べ物を食べる

仕事などでよく話す(学校の先生とか営業職とか接客業とか)・歌を歌う(歌手)

頭と肩の間に電話の受話器を挟むことがある

例えば髪の毛、パイプ、鉛筆、ペン、指、爪といったものを上下の歯の間に挟んだり咬んだりするくせがある

充分に睡眠はとれていますか

夜睡眠中に目覚めることがよくありますか

などなどA4サイズの用紙4ページくらいの分量で、記入しているうちに段々と頭がぼーっとしてきてしまうほどでした。

 

先生から言われたこと(私の場合になります)

 先生に問診表を見つつ顎の検査をしていただいたところ、私の場合は「咀嚼筋」という「食べ物を咀嚼するときに使う筋肉」の筋肉痛とのことでした。

これもりっぱな(?)顎関節症に入るとのことです。

今回は骨とか噛み合わせの悪いことからくるものではなかったのでその意味では一安心でしたが、先生からきっぱりと一言。

 

「顎関節症は生活習慣病ですよ!」

 

たくさんの項目が書かれていた問診表の意味が後から考えてみるとそういうことだったのかと納得しました。

生活習慣病なので、日々の生活で頬杖をつくなど楽な姿勢をついしてしまったり、仕事などに集中していると気が付かないうちに歯を食いしばっていたり。睡眠が浅かったり寝不足だったりするとそれもストレスになったりして寝ているときに歯を食いしばっていることもあるとのことです。そんなことが積み重なっていくわけですからまさに「生活習慣病」なんですね。知らず知らず顎には大変な負担をかけてしまっていたのか、ごめんなさいと思わせてくれる出来事でした。