なんかいいなあ・・
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図書館や本屋さんで、たまに
本の方から「呼びかけられるとき」
があります。
この本はそんな本のうちの一冊でした。
堀江貴文さん著
「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」
わたしにとって、ホリエモンこと堀江貴文さんは、彼のキャラクターのひとつである「押しの強さ」もあって、ずっと少し苦手なタイプでした。
ましてや著書を読んだのはこれが初めてです。
堀江さんは、実業家。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。
2006年1月、33歳のときに証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、懲役2年6か月の実刑判決を受けその後2011年6月に収監され長野刑務所にて服役。
2013年3月に仮釈放。本書が刊行される直後の同年11月に刑期を終了し、ふたたび自由の身となりました。(本書より抜粋)
そんな過程で
ご自分をみつめ直したこと(堀江家の歴史を含む)。
恐ろしくたくさん本を読んだこと(塀の中で1,000冊ほど読んだとあります)。
自分にとっての「はたらくということ」について考えたこと。
こんなことがベースとなって本書は書かれています。
本の中で、
堀江さんは「無類の寂しがり屋」であることを正直に告白しています。
また自分の考えを相手に理解してもらうためには、前提として「自分のことも丁寧に説明しないとダメなのだ」、ということが今までその作業をしてこなかったことへの反省とともに書かれています。
だからなのでしょう、
読んでいくうちに、堀江さんに対して少しずつですが親しみを感じられるようになりました。
本書の目次 (本書は第0章からはじまります)
第0章 それでも僕は働きたい
第1章 働きなさい、と母は言った
仕事との出会い
第2章 仕事を選び、自分を選ぶ
迷い、そして選択
第3章 カネのために働くのか?
「もらう」から「稼ぐ」へ
第4章 自立の先にあるつながり
孤独と向き合う強さ
第5章 僕が働くほんとうの理由
未来には希望しかない
思うこと
2013年に出版の本ですが、今読んでも全く古くない内容です。
たくさんの「気づき」や、
前に進む「力」や、
堀江さんの考えに対して自分はどうなのかなあ、といった「問い」、
をもらえることと思います。
ちょっとここで恥ずかしながら少しだけわたしの話を・・。
わたしは、経理の仕事をしてずっとしてきました。
ですが、学生時代には全然簿記・会計とは無縁でしたので、社会人になってから、
- 日商簿記3級の勉強と
- 電卓の叩き方を学ぶ
というところから始めました。
そこから、仕事と並行して
- 日商簿記2級、1級
- 税務の勉強で法人税、消費税、所得税・・
と追い立てられるように学んできたのですが、
次第に「なんだかこのままで良いのかなあ?」という思いがわたしの中にどんどん溜まっていきました。
仕事が嫌いということでは全くありません。
ただ、違うことにも、もっとトライしてみたくなったのです。
実用書だけではなく小説をもっと読みたい。
料理教室にも行きたい。
ペン習字も習いたい。
行きたいところには旬を逃さずに行こう。
しばらく会えていないひとにも会えるうちに会いに行こう。
・・・。
ただ、一日は24時間。
無理をしての徹夜はもうできません。
なので、時間の使い方やものごとの優先順位の付け方は、どの方もきっとそうであるように試行錯誤の毎日を送っています。
ときどき弱気になって、楽な方に流されそうになるわたしに、
本書はこう語ってくれました。
物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。
まずはゼロとしての自分に、小さなイチを足す。
小さな地道な一歩を踏み出す。p29
小さな成功体験の前には、小さなチャレンジがある。そして小さなチャレンジとは「ノリのよさ」から生まれる。p102
それでもって極めつけは、
やりたいことは全部やれ!p154