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暮らしの中に小さな発見・工夫を☆ 

手帳の使い方をじっくり考えたいときに  石津ヒロシ著「文房具ソムリエの手帳時間」

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中にチョコレートが入っていたのですが、チョコレートが無くなっても、ここ10年間ずっと彼らは家に居続けています☆

 

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わたしの場合、仕事でも家でもデジタルで管理しているものがたくさんあります。

特にデジタルの良さは「検索機能」が使えるのが便利だと思っています。

 

一方、少し時間をつくって、

「手帳にペンで手書きすること」も大切にしています。

 

ちょうど今の時期は、年末に向かって仕事もプライベートもアタフタと慌ただしく過ごしているところです(ホントに苦手な季節です・・)。

 

ただ、その合間に

  • 今年の手帳を最初から見直してみる
  • 今年の目標のうち、達成出来たこと/出来なかったこと/手をつけられなかったことを確認する
  • それを踏まえて、来年に向けて、ざっくりとでも目標を修正したり、新しく書きとめる(中期計画も見直しをする)

といった作業を少しずつ行うのを、ここ何年かの習慣にしています。

 

そんな中、本のタイトルを見て、「今の時期に読むのが、ちょうど良さそう」と思いこの本を読んでみました。

石津ヒロシ著「文房具ソムリエの手帳時間」

です。

 

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石津ヒロシ(いしづ ひろし)さんはこんな方です(本書より抜粋)

文房具ソムリエ・手帳プロデューサー。

「TVチャンピオン極~KIWAMI~」(テレビ東京系)文房具王選手権優勝、文房具王。

福岡の文具屋の息子として生まれ、7歳からレジを打ち、13歳で文具のバイヤーに。

43歳まで36年の文具店運営、九州で一番手帳を売っていた会社を運営していたバイヤー経験を生かし、日本で唯一の手帳プロデューサーとして手帳制作・マーケティング・流通を一手に扱う。

 

感想

1.手帳の上級者さんも、初級者さんも、何回も手帳に手書きするのを挫折した方も、文房具好きさんも関係なく、きっとどこかの箇所が参考になる本だと思います。

  • なぜ「手書きの」手帳を使うのか。
  • 36年間にわたって文房具屋さんを経営してらした経験と知識を生かした、「手帳のお助けグッズ」の紹介。
  • 手帳を続ける「コツ」。
  • そして石津さんが手帳作家さん10人にインタビューした「その手帳の特徴」や「おすすめの使い方」。

そのようなことがやさしい言葉で綴られています。

 

2.石津さんは、「手帳に手書きすることは何故よいのか」の説明のなかで、特に「とめ」「はね」「はらい」ができる筆記具を使うことをお勧めしています。

 

何故なら、そのときの手書きの文字に、「自分の感情が表われている」から。

 

そこまであまり考えたことがなかったので、素直に面白いと思いました。

 

実はわたしは筆圧が弱いのです。

なので、なるべく手に負担がかからないようにしたい理由から、手帳に向かうときはずっと「万年筆」を使用しています(ただ、万年筆は急いで文字を書くのには向いていません。もしかすると、そこが良いところなのかもしれませんね)。

 

万年筆は、「とめ」「はね」「はらい」もしっかり出来るので、確かに文字にそのときの感情が、より表われやすいものだと思います。

 

その時に手書きした文字をじっと見て、

例えば

なんだか、気持ちに余裕がない字だな、とか。

目標達成に向かい、決意の感じられる字だな、とか。

このヨレヨレした字は、お疲れ気味かな、とか。

それをちゃんと「認識」してあげること。

 

自分の手帳を読み返す時に、

  • 予定の進捗度合を確認するだけでなく、
  • もっと自分の感情や思考の流れにも、ちゃんと向き合うこと

そのどちらも大事にしなくては、と思いました。

 

3.手帳を通して自分と向き合うなかで、「やらないことリスト」も「やりたいことリスト」と同じくらい重要だと思いました。

 

例えば、

  • 残業をしない
  • 無駄な出費をしない
  • 他人と比べない
  • 夜更かしをしない
  • スマホの時間は一日〇〇時間まで

といった感じでしょうか。

 

手帳を新調すると、そのたびに「やりたいことリスト」をわたしも書き込んでいます。

 

でも、一日の自分の行動を分析して(反省も込めて)自分の「やらないこと」を決めることも、同じように大事なんですね。

 

自分の弱さに振り回されたり、周りの人の予定や期待に振り回されっぱなしにならないように・・。

 

4.手帳愛と文房具愛と人に対する応援の気持ちにあふれた本でした。

 

スケジュール管理も大事。

でも時には自分の感情を、まるっと手帳に書いてしまってもオッケー。

 

1日に3個感謝することを見つけて書きとめる手帳にしてもいい。

ワクワクすることを書きとめる手帳にしてもいい。

読んだ本、観た映画の感想を書きとめる手帳にしてもいい。

 

1年間同じ手帳を使わなくてもいい。

日付入りの手帳でなく、自分で日付を書き込む「思い立ったが吉日」な手帳でもいい。

 

もっと自由に。

何を書いてもいい。

 

ただ、書きっぱなしではなく、ちゃんと読み返すこと。

書く人も、それを読む人もおなじ「自分」。

ちょうど、自分と壁打ちするような感じ?・・。

そこをいちばん大事にしたいと思いました。

 

 

私はまず、石津さんおすすめの手帳専用の下敷きを買いにちょっと大きな文房具屋さんに行ってみようと思います(そういうのがあるのを知らなかったです・・)(*^-^*)

 

本書目次

  • 第1章 目的は「手を動かすこと」で達成する
  • 第2章 「手帳時間」を充実させると心が整う
  • 第3章 「3か月スパン」のスケジュールでうまくいく
  • 第4章 「手帳が続かない」を防ぐ選び方・使い方
  • 第5章 手帳の使い方は作家がいちばん知っている!
  1. CITTA手帳 青木千草さん
  2. FORCEスケジュールブック 浅野夏悠さん
  3. ジブン手帳 佐久間英彰さん
  4. 24Diary 西屋陽子さん
  5. らしく手帳 森昭一郎さん
  6. ここゆる手帳 手帳プランナーmiyuさん
  7. me more手帳 松本真季さん
  8. Me手帳 安藤美玖さん
  9. マネキャリ手帳 笠井裕予さん
  10. 100PROダイヤモンドダイアリー 栗原マミさん

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