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1.きっかけ
わたしがこの本を読もうと思ったきっかけについて少し書いてみます。
わたしは経理の仕事をしています。
通常業務の時期と、折々の申請書類の提出期限が迫っている繁忙期で、1年を通してみると忙しさにはかなり差があります。
なので比較的時間的に余裕があったり、身体的にも楽な時期を、ぼーっと過ごすのは、「非常にもったいない」、と年々思うようになりました。
また仕事や家事や睡眠など、一日のうちにどうしても割かなければならない時間を除くと、自分が勉強したいと思っているものの勉強時間の確保や、身体のメンテナンス時間、読書する時間の確保などを、「どうしたら捻出できるかしら」ということをずっと試行錯誤してきました。
こんな風に「あっという間に過ぎてしまう時間をどう使うべきか」は、ずーっとわたしの中で追いかけているテーマなのです。
私の場合、「文房具好き」(そして、アナログ派)ということもあって毎年・毎月・毎週・毎日を「どう組み立てるのがいいのだろうか?」と、そのために「手帳の書き方」について、やがて試行錯誤をするようになりました。
そうこうして何年も何年も過ごすうちに、ある時
「わたしの過ごしている一日って、圧倒的にルーティーン(習慣)が多いじゃん」、ということに、ハタと気が付きました。
この「習慣」には
- 早起き、読書、ストレッチを毎日する、というような「いい習慣」と
- 休日の前の日に思いきり夜更かししてしまい、おかげで次の日が非常に残念な過ごし方をするはめになる、といったあまりよろしくない習慣(ここではわかりやすく「悪い習慣」という言い方にします)
そのどちらも含みます。
それで、わたしは自分が「習慣まみれな存在」であることに気が付いたこのタイミングで、一度自分の行っている「習慣」について、ちょっと立ち止まって考えてみようと思ったのです。
- 現在はどんなことが習慣になっていて、
- その中で自分でももっと続けようと思うものと、きっぱり止めたいと思っているもの。
- これから習慣化しようと目論んでいるもの。
- それにはそれぞれどういう方法が良いのか?
などなどです。
そのような訳で、以前からずっと気になっていたこの本を読んでみました。
佐々木典士(ささき ふみお)著
「ぼくたちは習慣で、できている。増補版」
です。

2.佐々木典士さんはこんな方です(本書より一部抜粋)
作家・編集者。1979年生まれ。香川県出身。
雑誌「BOMB!」、「STUDIO VOICE」、写真集や書籍の編集者を経てフリーに。
2014年クリエイティブディレクターの沼畑直樹とともに「Minimal&ism」を開設。
初の著書「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」は26か国語に翻訳され80万部以上のベストセラーに。
3.本書の目次・読み方について思うこと
まず、以下は、「本書の目次」です。
はじめに
1章 意志力は、生まれつき決まってる?
2章 習慣とは何か?
3章 習慣を身につけるための55のステップ
4章 ぼくたちは習慣で、できている。
おわりに
文庫版あとがき 自分と誰かの尊厳を守ること
解説
参考文献
次に、「読み方」についてですが、
①わたしのように速攻で習慣化する方法・習慣をやめる方法について知りたい「せっかちさん」の場合は、
- まずは3章からよみ、
- その後に、のこりの章を、1章から順に読んでいく
というのがいいかもしれません。
②よい習慣を身につけたいとは思っていても、
そもそも習慣は「意志の問題なのか」、とか「習慣て何なのだろう?」といったことは、普段そんなにはっきりと認識することがなく、実は「ぼんやり」思いつつ行っているものだと思うのです。
だからこそ、背景をちゃんと考えたい方には、やはりきちんと王道の、順を追って読むことをお勧めします。
4.感想
本書を読んで、特に、いままで習慣化にトライしては何回も失敗した数々の出来事を思い出しました。
たとえば、
- 早起きをして余裕を持って1日をスタートする(そのためにも夜更かしをしない)
- 週2回スポーツクラブに通う(筋活さらには骨活も)
などです。
その数々ある失敗の思い出と共に、「あ~、だから失敗したんだなあ」と、本書を読んで頭の中が整理されました。
それは、たとえばこんなことです。
①ひとは必ずしも「合理的判断」をしているのではなく、「双曲割引」していまう傾向がある。だからわかっていても「習慣化」は一筋縄ではいかないのだ、ということ。
「双曲割引」は、経済行動学の用語だそうですが、近い将来の利益を過大評価し、遠い将来の利益を過小評価する傾向のことをいいます。
それはこんな感じです(以下の例については、佐々木さんのご説明をわたしなりに思い浮かべやすいものにしてみたものになります。 わかりにくかったらごめんなさい)。
- ひとは何らかの行為を行うことによって、目の前の報酬をすぐに欲しいと思うもの(深夜だけど今、テレビをみたい・深夜だけどラーメンを食べたい・宿題があるけど眠いから寝たい・・)。
- 一方、ひとはある行為を行っても成果がでるのに時間のかかる遠くの報酬、ある行為を今行わないことによって発生する将来の罰則は過小評価する(ダイエットと運動をしてやがて健康的な肉体を手に入れる・夏休みの宿題を、計画的に進めず、先延ばしにすることで夏休みが終わる直前で焦って行うはめになる、など)。
②習慣は、無意識・考えずにできるようになること。なので意識を変えるのではなく、実際に脳を変化させることが習慣化であるということ。
また習慣は、悲しいことに容易に崩れ去ってしまう面があるので、習慣化に終わりはないということ( ;∀;)
たしかに歯を磨く、とか洋服を着るとか、既に習慣となっているものを思い浮かべると、わかりやすいですね。
最初は意識することや意志の力も必要な面もあるでしょうが、その部分よりも習慣化には無意識の部分の方がひとに影響を及ぼす面が実は大きいということなのだそうです。
無意識に、考えずにできるように変化を及ぼすためのステップが、3章に55個ピックアップされています。
ただこれは佐々木さんが本書で念押しして仰っているように、やはりこのままではダメで、こちらをあくまで参考とした、自分なりのトライ&エラーがやはり必要だと思っています。
わたしがいいなあと思い、実際に始めたことがいくつかあるのですが、そのうち3つをご紹介します。
①大人の時間割をつくる

「時間割」を作ったのはいつ以来でしょうか?
まず、習慣にしたいことを書き出してから、仕事や、家事など、どうしても動かせない時間帯を除き、やり続けたいことを何曜日のどの時間帯に、どれだけの時間かけて行うのかを決めてしまうのです。
決めることにより、次は何をしようか、という迷いは生じませんし、終了時間も決まっていますので、自然と集中力が高まるのを感じています。
それに、「時間割」を作ると、自分の自由に使える時間が目に見える形になるので、思った以上に少ないことがわかります。
いい意味で欲張りになり過ぎず、決めたことを少しだけ。
そのかわり決めたことは自分との約束ですから、ちゃんとやろう、という気持ちにさせてくれています。
②習慣を記録する
毎日、良くても悪くても記録するのが良いそうです。
わたしは出来なかったときには、ついでに「言い訳」も書いておくようにしました( *´艸`)
ずっと記録をし続けていくと、読み返したときに第三者目線で自分を褒めてあげたり、上手くいっていない場合には、冷静に自分にアドバイスしてあげることができるかもしれない、なんて感じています。
③すぐに花丸をあげる
あれが出来なかったので減点だわ、と「減点方式」をとってしまいがちなのですが、「加点方式」で行う方が、やはり習慣化のためには良いと痛感しています。
習慣化したいことがたとえどんなに小さなことだったとしても、今まず実行出来たことに、すかさず花丸をあげて、自分を肯定してあげること。
これも気持ちよく続けていくためのひとつのコツなのではないかしら、と思っています。
5.紹介されていた本
本書がいいなあ、と思ったのは、佐々木さんご自身もたくさんの習慣に関する本も読んでいらしていて、それを本書の中でも惜しみなく紹介して下さっている点です。
1冊の本から、そこが出発点となってテーマに沿った違う本をガイドしてくれているのって世界が広がっていくようでいいですね。
- メイソン・カリー著「天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々」
- スティーヴン・ガイズ著「小さな習慣」
こちらが特に面白そうだったので、今後わたしはこちらも読んでみるつもりです。
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