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博物館に初もうで 東京国立博物館2026年

東京国立博物館の恒例のお正月企画、「博物館に初もうで」に行ってきました。

今年の干支にちなんだ作品やおめでたい意匠を凝らした作品をみることができるので、毎年楽しみに出掛けています。

 

博物館の正面入り口。奥に見える建物が本館です。

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本館を入ってすぐの大階段前にて。

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大階段を登り切ったとところに、今回は千住博(せんじゅひろし)作 2024-2025年紙本彩色「ウオーターフォール・陽光」が華を添えていました。

 

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ここの前に立つと、すっと心が洗われるような感覚がありました。

家にも欲しいと思うくらいです(無理ですけど(+_+)

 

そして二階には、今年の干支「午(うま)」にちなんだ作品群が展示してありました。

後藤貞行(ごとうさだゆき)作 明治26年(1893)木造「馬」

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東京彫工会第八回彫刻競技会で賞を獲得し、当時の皇太子(のちの大正天皇)がお買い上げになったそうです。

躍動感があって、素晴らしいです。

写真ではわかりにくいですが、馬の頬の浮き出た血管まで細密に再現されていました。

 

一方こちらも捨てがたいものがあります。  

群馬県大泉町出土 古墳時代・6世紀 土製「馬形埴輪」

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素朴なところに心惹かれます。

こんな角度からも思わずパシャリ☆(失礼します)
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こちらは、わたしが尊敬する長谷川等伯(はせがわとうはく)筆 安土桃山時代 16世紀 絹本着色 「伝名和長年像(でんなわながとしぞう)」です。

 

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「伝」とあるのは、多分この肖像に描かれている方は、名和長年という南北朝時代の武将だと伝えられていますよ、という意味のようです。

他には、長谷川等伯の故郷、能登の畠山氏周辺の人物という説もあるようです。

いずれにしても肖像画に一緒に馬が描かれるなんて、よほどの愛馬だったのでしょうか。

絵からは、暴れ馬だったようですね。

 

そして毎年1月の一定期間にしか観ることが出来ないお目当ての作品に会いに行きました。

長谷川等伯筆 安土桃山時代 16世紀 紙本墨画 「松林図屏風」です。昭和27年(1952年)に国宝に指定されました。

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二階の国宝室では、贅沢にスペースを使い、この水墨画のみの展示となっています。

そのため、わたしたちがこの水墨画にのみ集中して鑑賞することが出来るように配慮されています。

 

照明も作品保護の観点からか薄暗く、写真撮影は禁止されてませんが、フラッシュは使わないで皆さん撮影されているようでした。

 

それにしても、いつも必ずたくさんの人に囲まれている作品なので、水墨画を写真に収めることが出来たのはとてもラッキーでした。

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この作品をもう何年も前から拝見していたのですが、昨年令和7年に安部龍太郎著「等伯」を読んでからは、誰が発注したものなのか、何のための作品なのか、それとも何かの下絵なのか等々、この謎に満ちた「松林図屏風」にますます魅せられてしまいました。

 

ガラスが作品の前面にあるので、接写した写真を撮ることができなかったのですが、近くで見ると筆(竹筆?)のタッチがものすごく荒々しいところがあって、驚きました。

頭の中のイメージをそのまま紙に吐き出して、最後まで一気に描き切った作品のように感じました。

 

そして水墨画の片隅には、等伯の故郷が能登半島の七尾であることもあって、令和6年能登半島地震・豪雨被害への義援金の箱がそっと置いてありました。

少しでしたが、わたしも義援金を入れさせていただきました。

 

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以前書いた安部龍太郎著「等伯」の記事はこちらです。

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ところで、同じフロアに、天皇が行幸される際に用いられる乗り物「鳳輦(ほうれん)」が展示してありました。

屋根の上に、皇位を象徴する鳳凰像が飾ってあります。

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この鳳輦は、安政2年(1855年)に孝明天皇が新内裏へ遷幸される際や、明治天皇が東京へ行幸される際にお乗りになったものだそうです。

すごく持ち手が長くてがっちりしていました。

 

一方、この部屋のすぐ横の部屋に展示してあったものがこちらです。全然知らないものでしたが、「腰輿(ようよ)」という乗り物だそうです。

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こちらはさきほどの「鳳輦」とは違い、天皇が内裏(だいり)、即ち宮廷のなかで移動されたり、火事などで避難される際にお乗りになったものなんだそうですよ。

移動の際には、お付きの方たちで腰の高さまで持ちあげます。

なので、「御腰輿」とも記して「オヨヨ」ともよばれていたのだそうです。

うーん、絶対に忘れそうにない名前です。

こんな感じだったのですね。

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ところで、本館は建物が随分古いのですが、でも新しいものにはない美しいスポットがいっぱいです。

 

展示室と展示室の間の渡り廊下のところにある休憩スポット。とにかく広いので、すきあらば休憩を取りましょう。

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部屋の隅にはこのようなものがありました。使用できるのかは不明です。

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展示作品のみならず、わたしのように館内を激写していらっしゃる方もたくさんお見受けしました。

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夕暮れ時、本館入り口から、噴水前広場の方をみる。

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本館入り口からみた平成館。

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「博物館に初もうで」ではたくさんの方々がお見えになられていました。

日本の方も海外の方も。

 

文化は国や地域によってさまざま異なるものですが、美を愛でたり、敬う気持ちには国境はないんだなあ、と感じられたおだやかな時間が流れていました。

 

今年が皆様にとって良い年になりますように。

そして平和がはやく実現しますように・・・。

 

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