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先日、ITパスポート試験を受験してきました。
丁度仕事がめちゃめちゃ忙しい時期と勉強が重なっていたのですが、おかげさまで無事合格出来そうなので、ほっとしています。
そのことももちろん嬉しいのですが、
「途中で投げ出さずにやり切れたこと」が自分としては一番嬉しかったです。
ITパスポートは最近話題の試験です。
情報処理推進機構(IPA)が実施し、経済産業省が認定する国家試験です。
なので、もし(今でなくてもいつか)勉強してみようかなあ、と思っていらっしゃる方に向けて参考になればと思い、記事にしてみました。
試験の概要や申込などについてはこちらをご覧下さい。
↓
どうしてITパスポートの勉強だったのか?
わたしは仕事で、経理をしています。
そのため、
会計入力用には「会計ソフト」を、
法人税・所得税・消費税などにはそれぞれ専用の「税務ソフト」というものを
使っています。
また、「ワード」はもちろん、必要に応じていろんなデータを作成するのに、「エクセル」は欠かせません。
さらに新型コロナの発生以後に特に顕著になった、
書類のやり取りの電子化の推奨
デジタル署名、
電子帳簿保存法やデジタルインボイスなど、
「デジタル化の波」が今まで以上に押し寄せています。
また、生活の中でも電子マネーの普及、マイナンバーカード使用の推奨など益々電子化の波の勢いが加速化されてきていることを日々感じています。
そんな中で不安に思ったのが、
ますます進むであろう「デジタル化の波」にちゃんと乗れるかなあ、
といったことでした。
たとえばニュースなどで耳にする
「デジタルトランスフォーメーション」とか、
「暗号資産」とか聞いても、正直よくわかりませんでした・・。
そこで、もう少しちゃんと基本的なITに対する知識を持ちたいなあと思ったわけです。
勉強を始めるにあたって考えたこと
何か技能や資格を取りたい、と思ったときには
「独学」か、それとも「学校」か、または「動画を含む通信教育」か??と、いつも迷います。
もちろんそれに伴う「費用面」、通学の場合にはスクールに通ったりする「時間の捻出」も大きな検討事項ですね。
いろいろ検討して、最終的には本屋さんで見つけたテキスト
高橋 京介著「いちばんやさしい ITパスポート」SB クリエイティブ
をぱらぱら眺めてみて、
- 本の厚さはかなりあるけれど(巻末の索引のページを入れて560ページ位です)、
- イラストや、たとえ話や勉強方法が載っていたり
- 本の文字も小さすぎなくて良さそう
と思ったことから、
この本をベースにした「独学」で学ぶことにしました。
なお、本の厚さについてですが、
これは
「説明が丁寧だったり、イラストが入っているから」ということが読んでみてわかりました。
私のように文系で、ITに関しては初心者には親切なつくりになっていると思います。
勉強をしてみてわかったこと
学ぶのは、当初自分が思っていたような、コンピュータのしくみに関する「テクノロジーのお話」だけではなかったということを一番強調しておきたいです。
理由は
単にコンピュータのしくみを理解するだけではなく、
「会社の役に立つシステムを作るための知識を問う試験だから」です。
会社の役に立つシステムを作るためには、
「会社の仕組み」を理解する必要があるのです。
それが
ストラテジ(社長の仕事)
と
マネジメント(管理職の仕事)
に関する知識です。
いやあ、そうだったのか・・。
勉強するにつれ、正直、ムム?と思ったところではあります。
でもやり進めるうちに、段々とテクノロジのお話だけではなく、周辺の幅広い知識やルールを知ることも必要なんだなあと思うようになりました。
たとえばストラテジの分野に入るのですが、「知的財産権」についても学びます。
知的財産権のなかに「著作権」があります。
これは、本、音楽、写真・映像などについて発生するのですが、
ブログを書いているときは「引用のしかた」に気を付けないといけないのだなあ、と以前より注意を払うようになりました。
わたしの反省点
受験の申込みをしてからでも、一定の期間内でしたら、ITパスポート試験の公式サイトから自身で受験日を変更することができます(正確には、受験申し込みも、いくつかある受験実施会場から自分が利用しやすい会場の実施日時をみて、自分で申込みをします。また変更も自身のパソコンから行います)。
わたしは一度だけ受験日を延期しました。
充分時間の余裕をみて受験日を決めたつもりですが、新たな仕事がちょうど追加されたためにそちらが忙しくなってしまい、どうしても勉強が間に合わなかったためです。
自身で受験日の変更ができるので、
残念ながら体調が悪かったり、
わたしのように日程が立て込んできたりする場合などは、
確かに
「親切で便利なシステム」
だと思います。
ただ半面、受験までの期間が「当初の自分の計画以上に延びてしまう」デメリットもあります。
働いている方は土日に受検する場合が多いと思うので、
特に土日はあっという間に受験会場に空きがなくなってしまう可能性が大きいです。
こんなことから、席が満杯で、次に予約できる受験日が大幅に後にずれ込んでしまう可能性があるためです。
なのでどうしても延期する場合は、次の受験日を「すぐに予約すること」をお勧めします。
試験会場にて
・同じ「いちばんやさしい ITパスポート」のテキストを持って、試験会場入りしている方が何人かいらしたので、
思わず
「友よ!」と声をかけそうになりました(実際には声をかけませんでしたけど・・)。
・試験会場のロッカーに、自分の荷物を預けて鍵をかけます。
自分の席に持っていけるのは、
確認票と書かかれた受験票(自分のパソコンから印刷して持参します)、
指定された身分証明書、
必要に応じてハンカチとかティッシュとか目薬くらい(腕時計は持ち込み禁止)。
筆記用具は自分の物は使えません。
ペンと下書き用紙があらかじめ受験者の机の上に各々用意されていて、それを使います。
なお下書き用紙と確認票はすぐその場で回収されます。
ロッカーのカギと身分証明書は席についたらポケットに入れてください、と言われます。
なのでポケットがある服装でいくか、
ない場合は茶封筒を渡してくれるのでその中に入れるようになります。
・120分で100問が出題されます。
会場の自席のパソコンの画面に映し出される問題について、マウスを操作して4択の中から正解を1つ選び出します。
そんな中、試験開始60分くらいで
「回答終わりました」という方が声を出さず挙手して会場を退出していく姿がちらほら・・。
「ええ~、もう?」と、とても焦りましたが、
思い直して自分のペースを守って最後までしぶとく残って回答し続けました。
なお、試験終了時にすぐにその場で自動採点されるので、自分の使用したパソコンの画面で点数を確認してから退出することとなります(ある意味、心臓に悪いです)。
合格点は
- ストラテジ、マネジメント、テクノロジの各々の分野で300点以上/1,000点であること。
- 総合評価点(各分野の合計点ではないです)600点以上/1,000点
の両方クリアしていることが必要です。
こちらは家のパソコンから印刷したわたしの結果です。
テクノロジ系の点数が一番低いのは、やはり数学をつかって解く問題が含まれているためかと思われます(T_T)
正式には後日の合格発表と官報を待ちます。
わたしの勉強法
テキストの巻末に、寝る前10分の見直し用のページがあり、重要用語が上手にまとめられています。
なんでも、暗記は寝る前が良いのだそうですよ。
このページをわたしはこのあと述べるテキスト3回転目に利用しました。
ITパスポート試験は出題範囲が広いです(広く浅い感じ)。
なので、わたしはこんな風にしてみました。
テキスト1回転目
とにかく、すきあらばテキストを読む。
平日は最低1日30分、週末は1時間とか時間を決めて、とりあえずで良いので「理解すること」を目的に1回転することを第一としました。わからないときはあまり執着せず前に進むというように。
とくに数学の要素の入る問題には、解き方を忘れていることが多々あり、ちょっと苦労しました。
対策としては、
例えば、「こういう問題が出たら、こういう図を書いて解く」というように、「解き方を覚えて」対処しました。
テキスト2回転目
その章ごとの問題を解いてから、その部分のテキストを読むことにしました。
「だいたいこんなことが問われるのか」、というのをつかむためです。
ここでは、問題の解答を間違えた方がむしろしっかり記憶に残りやすいので、安心して間違えましょう(*^-^*)
テキスト3回転目
ここまで2回転しているので、3回目はテキストを読むスピードが上がっています。
この時にわたしは先程述べた巻末の暗記のページを利用しました。
このページは、最初暗記用に、と思って使ってみたのですが、自分で作ったまとめノートではないので、私にはこのままでは使えそうもありませんでした(先生ごめんなさい)。
なので、暗記用のまとめページを全部コピーして切り取り、自分の手持ちのノートに貼り付けていき、ここに自分が使えるように書き込みをプラスしていきました。
作るのはホントに地味な作業でした。
でも受験日前3日間の総復習のときに役立ちました。
テキストは全部で15章の構成なのですが、30分で5章分を読み返すことができました。
自分で作ったノートだからだと思います。
なのですごくがんばれば、全15章を1時間半で読み返すことができます。
ただ範囲が広いので、実際は1日5章分を3日間かけて復習しました。
このノートを作っているときに並行して、ネットで利用できる「ITパスポート試験ドットコム」の問題を少しずつ解いていました。
こちらは
- 実際の試験の過去問
- 分野ごとの小問
など、自分で選んで解くことができるように作成されています。
わたしは分野ごとの「小問」はすき間時間に、このITパスポート試験ドットコムの問題を解いていました。
「過去問」の方は、さきほどのITパスポート試験 情報処理推進機構のホームページの中に、
「CBT疑似体験ソフトウェア」
というのがあり、こちらから週末の時間があるときに、本番と同じようにパソコンで120分かけて解いてみました。
練習しておくことはすごく大事ですね。
特に「あとで見直すためにチェックする機能」というのがあるので、こちらを上手に使って、苦手なものはとりあえず4択から正解と思うものを選んでおいて、後で時間があればちゃんと解くなどして効率よく全問を解き終わることは大事ですね。
・・という割には、最初のうちはよく正解を間違えていました(T_T)。でもそれで正しい知識が記憶に残れば良いのです。
ITパスポート試験ドットコムについてはこちらです
↓
資格試験の受験をひさびさに受けてみて
自分でも笑ってしまうくらい、思った以上に自分の脳がギシギシとさび付いていました。
とくに暗記力が・・。
それでも自分で決めたものを、
それが小さな資格や技能であっても、
自分自身をある程度追い込んで
「合格というひとつのかたち」になるように持っていくというのは、
いくつになっても良いものだなあと思いました。
久しぶりの受験だったので、普段使っている脳とは違う部分が活性化された感じでした。
少し考えて、またぜひ次の技能や資格試験にトライしたいです。
あ、それから最初のお話に戻りますが、テキストによると
デジタルトランスフォーメーションは
デジタル技術を使って、経営や人々の生活を変革すること。
暗号資産(仮想通貨)は
紙幣や硬貨などの実物がない、インターネット上でやりとりされる通貨
だということでした。
記事をお読よみくださり、ありがとうございます。 ビビりのためコメント表示は承認制となっています。 コメントいただいてから反映されるまで少々お時間を頂いていますが、ご理解くださいませ<m(__)m>