東京上野駅の公園口を出て、左手に東京文化会館、右手に国立西洋美術館を見ながらその間の道をそのまま通り過ぎます。
そのまま行くと上野動物園に着くので、その手前で右折すると、大きな噴水広場があります。
よくイベントをやっていたり、写真のようにまったり過ごす人たちを見かけます。
この辺りがかつての寛永寺の本堂(根本中堂)があったところです。
ここを背にしてさらに進むと、向こうに東京国立博物館がみえます。
ここはむかし寛永寺の本坊があったところ。
正面に見えるのは本館です。
その本館の建物の裏手には庭園があります。
入り口は、というと本館の両脇になります。
どちらからでも出入りが出来ます。
本館の裏手 庭園に続く道
しばらく行くと池があります。
庭園は、何度も改修されていますが、この池の中央の一部と本館東側の築山と庭の一角の古い墓石は当時の面影を残しているとのことです(東博庭園マップより)。
お茶室も見えますね。
桜を愛でにでかけたのですが、
じつはいちばんびっくりしたのは・・
でっかい石灯籠でした。
あちらこちらあるんです。
あとでネットで検索したら、こちらも東京国立博物館のりっぱな展示物なのだそうです。
高さは2メートルを超える位だと思います。
この春は桜が咲いても、
お忙しかったり
体調がすぐれなかったり、
疲れていたり、
家事を頑張っていたり、
育児や介護だったり、
いろんな事情で
じっくり鑑賞することができない方(できなかった方)もたくさんいらっしゃると思います。
わたしも歩きながらとか、電車の中からの鑑賞で終わってしまう年もあります。
今回は時間をつくって少しだけ鑑賞できたので、
記事をご覧の方にもお楽しみいただければ嬉しいです。
外国人のかたも、上野公園は勿論ですが、
東京国立博物館で展示物を鑑賞した後に、お庭を鑑賞している方をたくさんお見掛けしました。
ベビーカーを押したママと赤ちゃんで鑑賞していたり。
家族でお茶室をバッグに写真を撮っていたり。
ちょっと良いカメラで花や池の周りを激写していたり。
カメラを向けている人がいるときは、日本人・外国人問わず皆さん順番を守って視界を遮らないように譲り合っていました。
美しい桜がそうさせてくれていたのかもしれません。
敷地が広いこともありますが、
静かに鑑賞している方が多かったように思います。
帰りのときのことです。
博物館の出口で、
とあるインド人(多分です)の親子さんが、私と同じように出口のところにいました。
突然くるっと建物の方に振り返って、
サンキュー、ミュージアム!
と言って合掌しながら丁寧にお辞儀をしていました。
突然でびっくりしたのですが、
東京国立博物館の関係者でもないわたしまで、ちょこっと誇らしく感じられ、
心の中で「いえいえ、どういたしまして」と唱えてしまいました。
この春のお庭の開放期間は終了してしまいました。
ですが、例年秋の紅葉の時期にはお庭が開放されていると思います。
もしこの時期にこの辺りにお出かけするご予定がありましたら、ほっと一息できるお勧めの場所です。
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