毎年自分で決めた恒例行事のひとつに、
東京では毎年12月半ば頃に開催される
東京写真記者協会主催の「報道写真展」を観に行く
というのがあります。
→第64回 2023年報道写真展の写真の一部はこちらからご覧になれます。
仕事の合間を縫ってサクッと観に行ってきました。
随分前ですが、たまたま立ち寄った百貨店の催事場で開催されていたことから知りました。しかも無料で!
それ以来自分の中の恒例行事として毎年「定点観測的」に観に行くようになりました。
そして会場内はなんと作品であるパネル写真を撮ってもオッケーなのです!(^^)!(主催者・後援の方々に感謝です)
たとえば、ここ最近いつの間にか定番化されつつある、今はプロスケーターの羽生結弦さんコーナー。
いつも多くの女性陣の熱い視線を浴びています。
皆さん、あたかも報道陣がお持ちのレベルかと思われる立派なカメラを、やおらエレガントなバックから取り出しては羽生結弦さんのパネルを激写&連写してらっしゃいます。
順路は報道写真の撮影された順に1月の出来事から11月の出来事まで並んでいます(12月分は報道写真展の開催となるためないのですが、代わりにパネルになっていない写真が速報コーナーにまとまっています)。
順路に沿ってパネルを眺めていくと、
「ちょうど自分はこの頃こんなことをしていたなあ」
とか
「この事件は昨年ではなくて、今年だったっけ?」
とかいろんな思いが浮かびます。
そして
「惜別 今年お亡くなりになった人々」のパネルの前では、
ちょっと涙ぐんだりします。
今年は引き続いてのウクライナとロシアの紛争、
新たにガザ地区の紛争があり、これらの写真を観てはひとしお心が痛みます。
そんな中、私はワールド・ベースボール・クラシックやラグビーワールドカップフランス大会など、スポーツの写真に改めて明るく前向きな気持ちを頂きました。
ひとそれぞれ、パネルの前で立ち止まって一緒に観に来られた方と感想を述べあったり、
1枚のパネルの前で岩のように動かずじっくりと眺めていたり。
写真を眺めているかたを眺めるのも面白いですよ。
会場の出口の近くに、いつも感想ノートが置いてあるので、主催者・後援の方々への感謝と、急ぎ足ではあるものの今回も無事に観に来れたことへの感謝の言葉をひとこと書いてきました。
それにしても静止画である写真にストーリーを滲ませることが出来るプロのカメラマンの方々に脱帽です。
東京の日本橋三越本店での開催期間は短いのですが、年明け後の2024年には
横浜の日本新聞博物館で1月6日(土)から4月14日(日)まで(ただし月曜日休館)の予定で開催されるとのことです。