東京国立博物館 本館
館内も見どころありです☆
3月に入ってから寒暖差が厳しくなりました。
でもそろそろ桜の開花が楽しみですね。
東京上野の東京国立博物館では、毎年3月半ばから4月上旬ごろにかけて、
「博物館でお花見を」
という催し物があり、わたしは毎回楽しみにしています。
博物館の本館の裏手にはお庭があって、
「春の桜の咲くころ」
「秋の紅葉のころ」
の年2回だけ、
総合展(常設展)や特別展で訪れた方には
そのままお庭を散策できるようになっています。
飲食したり、レジャーシートを持って日がな過ごすということは出来ないのですが、
静かに庭園の中を散策したい方にはお勧めです。
東京国立博物館の「博物館でお花見を」に合わせて展示される作品やイベント、庭園の開放についてのご案内はこちらです。
庭園散策マップもこちらよりPDFで見ることができます。
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東京国立博物館 - 展示・催し物 催し物 イベント 博物館でお花見を
ところで、東京国立博物館の辺りには、むかし「寛永寺」がありました。
敷地も今の寛永寺よりずっとずっと広大でした。
ちょうど博物館のあたりが、かつての寛永寺の御本坊(住職の住む僧坊)にあたるようです。
地図を見てみますとこんな感じです。
「新版 大江戸今昔マップ」 かみゆ歴史編集部 中経出版
東都下谷絵図【上野、御徒町、秋葉原周辺】より
(江戸切絵図の上にもう一枚ページがあって、重ねると現在の施設や道路、路線図と対比出来るようになっています。)
寛永寺は
京都御所の鬼門を守る場所に位置する比叡山延暦寺のように
江戸城の北東(鬼門)にあたる位置に1625(寛永2年)、天海僧正(てんかいそうじょう)によって上野台地に創建されました。
なので京都の比叡山延暦寺に対し「東叡山(とうえいざん)」の名でも呼ばれています。
しかしやがて、この広大な敷地を有する寛永寺が1868(慶応4)年、焼け野原に・・。
徳川慶喜を護衛するために集まった彰義(しょうぎ)隊が寛永寺に立てこもり、新政府軍との激しい戦いとなったためです。
結局その後紆余曲折を経て、敷地の一部が東京国立博物館のものとなったそうです。
つまり、東京国立博物館や動物園や美術館などのある、今の上野公園はすべてかつては寛永寺の敷地内だったのですねえ・・。
歴史にも思いめぐらしつつ、今年も一生懸命咲いてくれる桜を愛でたいと思います・・(*^-^*)
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