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暮らしの中に小さな発見・工夫を☆ 

手帳の楽しみ

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 スマホで予定を管理されている方もたくさんいらっしゃるでしょう。

 私の場合は手帳で時間管理をしています。一覧性があることと、万年筆でじっくりと手帳に予定やちょっとしたメモや感想などを書きたいからです。

 「手帳に何をどう書いたら良いのか」は、尽きることのないテーマかもしれません。 

 それにしても手帳はなるべく自分で見て予定が把握しやすく、そして見ていて楽しいものにしたいですね。

 一つの工夫として私は数年前から手帳には七十二候を記入するようにしています。

 

七十二候とは

1年を通して季節の移り変わりのある日本。

1年を約5日間くらいに区分し、その一つ一つにその時期の気象の動きや動植物の変化を使って名称がついています。

もともとは二十四節気と同じく古代中国で作られたもの。江戸時代には日本の気候風土に合うように本朝七十二候として改定されたようです。

華道や茶道を習ってらっしゃる方、俳句をなさる方はお詳しいのかもしれません。

 季節の移り変わりをもっと感じたくて手帳の日付のところに七十二候を記入しています。

(七十二候は、年によって日付が数日変動します。)

 

このうち春夏の三十六候はこんな感じです。

 

東風解凍 はるかぜこおりをとく

黄鶯睍睆 うぐいすなく

魚上氷  うおこおりをいずる

土脉潤起 つちのしょううるおいおこる

霞始靆 かすみはじめてたなびく

草木萌動 そうもくめばえいずる

蟄虫啓戸 すごもりむしとをひらく

桃始笑 ももはじめてさく

菜虫化蝶 なむしちょうとなる

雀始巣 すずめはじめてすくう

桜始開 さくらはじめてひらく

雷乃発声 かみなりすなわちこえをはっす

玄鳥至 つばめきたる

鴻雁北 こうがんかえる

虹始見 にじはじめてあらわる

葭始生 あしはじめてしょうず

霜止出苗 しもやみてなえいずる

牡丹華 ぼたんはなさく

蛙始鳴 かわずはじめてなく

蚯蚓出 みみずいずる

竹笋生 たけのこしょうず

蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ

紅花栄 べにばなさかう

麦秋至 むぎのあきいたる

蟷螂生 かまきりしょうず

腐草為蛍 くされたるくさほたるとなる

梅子黄 うめのみきばむ

乃東枯 なつかれくさかるる

菖蒲華 あやめはなさく

半夏生 はんげしょうず

温風至 あつかぜいたる

蓮始開 はすはじめてひらく

鷹乃学習 たかすなわちわざをならう

桐始結花 きりはじめてはなをむすぶ

土潤溽暑 つちうるおうてむしあつし

大雨時行 たいうときどきふる

 

 地域によって違いはあると思いますが、よく考えられているなあと思います。ほんのちょっとでも今の季節を大切にしたいですね。