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年配の女性との立ち話

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昨日は午前中に5回目の新型コロナワクチンの接種を受けるため、病院に行ってきました。

 

女性との立ち話

接種場所の病院が、初めてうかがう場所だったため、

当日私は時間にかなり余裕を持って家を出ました。

 

自宅から最寄り駅までの途中の道には、1か所1本道があるのですが、たまたま出会ったあるお年を召した女性の方とひょんなことからお話しすることになったんです。

 

その方は駅から帰宅するところ、私は駅に向かって歩いていました。

女性は足が少しもたついてしまうらしく、杖をついて歩いていました。

そして、女性の後方から近付いてきた車に全く気が付かず、道の真ん中をゆっくりと歩いています。

多分耳も少し遠くなっていらっしゃたのかもしれません。

 

心配だったので、わたしは盛大なジェスチャーで車が来ていることを伝えました。

 

気が付いた女性は、道の端に寄ってくれたので無事に車は通過しました。

とりあえずホッとしました。

 

その直後に女性が近寄ってきて、私にこう言ってくれました。

「年を取るとダメね。歩いていて転ばないことに集中してしまうと、ほかのことに気が回らないの。なので教えてくれてどうもありがとう」。

 

そんな風に言っていただくことは予想していなかったのですが、そこから何故か話が弾んでしまいました。

 

義理のお父さまと義理のお母さまをずっと介護してきて、看取ったこと。

 

その後ご主人が奥様にありがとうの気持ちを込めて、

旅行にでも行ってゆっくりしてきなさいと言ってくれたので、国内・海外問わず随分旅行に行かせてもらったこと。

(おそらくご旅行はご主人との時もあったでしょうが、多くは気の合う女友達と、という感じでした)。

 

そのご主人も13年前に他界してしまったのですが、子供さんがいらっしゃらないので、今はお一人であること。

 

でも甥御さんや姪っ子さんがいらっしゃるので、お得意の料理をよくふるまって差し上げること。

 

食事はひとりでもきちんと朝昼晩と3回手作りしてらっしゃること。

 

一日に1回は必ず身だしなみを整えて少しでも外出して歩くようにしていること。

 

今日は行きつけの美容院の担当者の方が「むかごご飯を食べたことがないんです」

と言っていたので、手作りして届けに行った帰りであること。

 

話していると、とても前向きでチャーミングな女性でした。

 

わたしとの別れ際には、

「毎日をすこしでも楽しく過ごせるようにしたいわね」

と、とてもとても深いお言葉を残していかれました。

 

ここで私はやっと我に返り、もう15分位立ち話をしていたのに気が付きます(←遅い)。

 

短距離ランナーも真っ青なくらいのスピードで駅に向かいました。

 

家を随分早く出たので、ホント良かったです・・。

 

こちらはその病院のある地下鉄の駅から地上階に向かう場所で見つけた憩いの場です(今回はドトールでした)。

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私はこういうのは見過ごせずに、何故かどうしても立ち寄ってしまいます。

病院の帰りに少し休憩してきました。